2月5日から「さっぽろ雪祭り」が始まった。 約一週間の期間中、道内外、海外から200万人の人が訪れると言う。 大通公園の賑わいがテレビに映し出され、雪像の精密さや工夫を凝らした照明など、その完成度の高さを説いていた。
道内各地で雪や氷のイベントが開催される1月から3月。 極寒の北国びとの心意気に、私はいつも頭が下がる。
この時期、屋外は氷点下でも、部屋の窓辺へ差し込む日差しは強く、春めいてくる。 一週間前固かったヒヤシンスの蕾が、今やほぼ満開。 うす紫の花たちが甘い香りを放っている。 日当たりの良い窓辺で、マーガレットやイースター力久タスも紅やピンクの花をつけ始め、何だか嬉しい。
ここで、私の好きな楽曲の詩を紹介
「春はあけぼの 菜の花畑。 東雲(しののめ)の匂いってご存知かしら。
ふっくらしておセンチで、とぼけてもいるのです。
例えて言うなら、つくしん坊の姫君が、えび染めの袴からげて、かげろう殿の後を追ったような
春はあけぼの、春はあけぼの、清少納言 おでかけなさい。」
札幌で菜の花とつくしに出会う春はまだ先だけど、人々の情熱が色とりどりに咲き誇る「さっぽろ雪祭り」は、北国の春の訪れなのかも知れない。