「海風に寄せて」

油彩が趣味の友人がいる。 絵画展に飾られている彼女の作品「海風に寄せて」、三部作の大作を前に、絵から感じるままの印象を書いてみました。  さて、みなさんは私の文章から、どんな油彩画を想像されますか?

「海風に寄せて」

なんだか日常のもやもやが頭から離れないこの数ヶ月。 忙しさの合間を縫って、偶然夏の海へ来る福を得た。

全身を通り抜けるこの海風。

こんな海の音、風の音を、昔、聴いたことがある。 浜辺で見つけた大きな貝殻。 今も大切にしまっている。

そう言えば、海の前に広がる草原には、赤や黄色、橙色の花が一面に咲いていた。

夢中で花を摘んだっけ。

その花を胸に、おかっぱ頭を風の来る方へ向ける。 頬を撫ぜ、髪を揺らす海からのやわらかな風。

時空を越えた海風は、遠い日の想い出をピンクや紫色に紡ぎながら、きらきらと今の私へつながってくる。

なぜか、さっきまでの頭のもやもやが、少し軽くなっている気がした。

 

 


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