みょうが(茗荷)

昨日の雨が嘘みたいな、おひさまきらきら小春日和の朝である。 本州ではこの数日32℃前後、10月の真夏日が続いているらしい。 

陽気に誘われて庭へ出てみた。 隅に植えてある「みょうが」の根元にいくつもの花穂が土から顔を出しているのを見つける。 葉を押し広げ、根元部分へ目を凝らすと、にょきにょきと可愛い、淡いクリーム色の花が咲いているのもある。 頭部分を持ち、力強く引っ張る。 広い楕円形のスーパー等で売られている、まさにあのみょうがが現れる。

子どもの頃、夏休みに遊びに行った親戚の家の裏庭で、従兄弟たちとみょうがを引き抜いて歓声を上げていたのを思い出す。

当時、大人たちが私たち子どもへみょうがを食べると物忘れがひどくなる とよく言っていた。 半信半疑ながら小学生の私にそのことばは印象に残った。

宿の経営者夫婦が泊まり客にみょうが三昧の食事を提供し、その客が財布や貴重品を忘れるように仕向ける。 結果はその客が宿代を払うのを忘れて行ってしまい、この夫婦が腹を立てる、「みょうがやど」という笑い話がある。

自分の名前まで忘れるお釈迦様の弟子、般特(はんどく)。 その般特のお墓にみょうがが生え、それを食べると、もの忘れするという俗言が生まれたとか。 どっちにせよかなり怪しげな説であることに違いはなさそうです。

せっかく収穫した丸々太った我が家のみょうがたち。 私は思う存分頂こうと思います。


カテゴリー: ぽつぽつ日記   パーマリンク

コメントは受け付けていません。